独房のような部屋だが一本のさくらが散ってゆくのが見える あたらしく住む街だからとりあえず迷子のように暮らしています くたくたの生活 くたくたになった服をくたくたのままつり下げる かりそめの主従となって日雇いのわたしをバイトの君が連れゆく
夏の尾のように花火を持っている なにかをつかまえたかったのだが 天国へちかづくように階段の音はしずかに廃墟にひびく 薔薇園にみずもたらして天使たるわたくしひとり薔薇にほほえむ
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